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能の誕生から現在まで、能がこれまで辿った歩みをご紹介

6世紀中頃 中国から「雅楽」が上陸し、また、中国の様々な民間芸能も流れ込み、それらは「散楽」と呼ばれました。「散楽」が庶民の間に徐々に広まり、その過程で「日本古来の芸能」と混ざり合って、「猿楽」が流行します。

鎌倉時代 農耕儀礼から生まれた「田楽」が流行り、また僧侶たちが法会のあとの宴でおこなった「延年」という寺院芸能も盛んになりました。

南北朝〜室町時代初期 様々な芸能、踊り、歌などが混ざり合い、「能」の原型のようなものができました。

室町時代 さらに王朝文芸とも混ざり合い、当時の権力者、足利義満に認められ庇護を受け、洗練された高度な舞台芸能へと大成されていきました。

室町幕府崩壊後 戦国、安土桃山の様々な武将に愛され、保護されていきます。

江戸時代 幕府の式楽(公式行事などに演奏される公認音楽)となり、シテ方の流儀も五流と定められ約300年間、洗練と固定の一途をたどります。

明治維新 幕府の庇護がなくなり、その存在が一時危うくなりました。しかし、公家、旧藩主、高級官僚、豪商などが支援し、旧にも増して盛んになっていきます。

第二次世界大戦後 大戦後の混乱期にも、大きな打撃を受け存亡の危機にさらされました。

現在 多くの人々の懸命な努力に支えられ、よみがえり、我が国を代表する古典芸能として、今では海外からも高い評価を受け、今日に至っています。

(「能楽協会|【学んでみよう能・狂言】」より)

石川県金沢市の深谷温泉 元湯石屋は、国内でも珍しい能舞台のある宿です。能を敷居の高いものとお考えの方、まだ能を親しんだことがない方が、このウェブサイトを見て興味を持っていただけたら幸いです。

深谷温泉元湯石屋

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