能を鑑賞される際に覚えておきたい基礎知識をまとめました。
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シテ方という俳優を中心にワキ方、狂言方という配役が置かれ、囃子方(はやしかた)が伴奏を行う音楽劇で、世界で一番古い舞台芸術です。日本版オペラとも言われています。
現在能は無形重要文化財、ユネスコ無形文化財に指定されています。
多くの能では前後に物語を分け、前シテ、後シテと主人公を呼び分けます。前シテは仮の姿で、後シテで本性を現します。シテが神や鬼、天狗を演じる場合『夢幻能』といい、人間を演じる場合は『現在能』と呼びます。 -
① 本舞台(舞台)
⑬ 鏡の間
⑮ 見所
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シテが役を演じるのにつけるこの能面のことを面(おもて)といいます。面は大きく分けて「翁面」、「尉面」、「男面」、「女面」、「怨霊面」、「鬼面」の6種類です。これらを更に細かく分けていくとその数は数百にもなります。
有名な般若の面は「鬼面」になります。シテは演目に合わせて面を選び、役を演じます。
その中で石屋が所有している面をご紹介いたします。
※これらの写真は金沢能楽会から許可を戴いて掲載しております。著作権は、元湯石屋および金沢能楽会に帰属します。
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